スマートフォンと言いつつ携帯然としているNokia S60端末を目一杯楽しむためには署名との付き合い方がキモのようです。
AllFiles化してなんでもOKにするか、Developer Certを手に入れて自分で署名するか、Open Signedとか何らかの手段で署名してもらうか、とにかく自由にアプリをインストールできるようにしないとダメなようです。
AllFiles化については、以前はごちゃごちゃと面倒なステップを踏んでいたようですが、今はHelloOX2で一発とのことです。
E71の最新ファームでも問題ないようなので、初心者にも安心です。
AllFiles化すると署名なしのアプリを好きなようにインストールできるようになるのですが、肝心のAllFiles化するためのHelloOX2に署名がないとインストールができない、というところから始まります。
それをクリアするために、
- Developer Certを入手して、HelloOX2に署名する
- HelloOX2のサイトでdonationして署名付きのファイルをもらう
のいずれかを選択することになります。
N82のwikiでDeveloper Certの入手方法について説明されていました。
一番最初にs60certkey.comが出ていたので、そこで申請してみたのですが、なぜかcertしかダウンロードできない状態でした。
しばらく待ってみてもkeyにリンクが張られず、また、サポートにメールしてみても音沙汰がありませんでした。
s60certkey.comでcertをダウンロードしようとしたら、変なアプリをインストールしないといけない画面がでるし、署名をつけるアプリはウィルスと認識されるし、で心証がかなり悪いです。
ということで、s60certkey.comでDeveloper Certを手に入れることはあきらめ、HelloOX2のサイトでdonationして署名付きのファイルをもらって(買って?)きました。
AllFiles化の手順は、
- Installations -> App. manager -> Options -> SettingsでSoftware installationを「All」にする
- Y-Browserをインストールする
- HelloOX2のインストール、起動
- ROMPatcher Plusの起動、open4allをapply、ADD to autoする
という感じです。
Y-Browserを起動して、C:\Privateにアクセスできれば成功のようです。
Developer Certのところで少し足踏みしてしまいましたが、それ以外はすんなりとできました。
AllFiles化のメリットはかなり大きいので、やっぱり作者に寄付した方が今後のためにもなるような気がします。
5ドルと安いですしね。
(追記)
ハードリセットの度にAllFiles化をしましたが、うまくできないこともありました。
HelloOX2のインストールはできるのですが、HelloOX2の起動時に先に進まないという現象です。
調べてみると、もう一度HelloOX2をインストールし直す、みたいなものは見つかりましたが、やってみても改善されません。
ハードリセット、初期化(両者の厳密な違いがわからない)の方法は2種類あって、どうもそれぞれで挙動が違うようです。
「通話 + * + 3」を使用した場合、HelloOX2のインストール○、HelloOX2の起動×でした。
「*#7370#」を使用した場合、HelloOX2のインストール、起動共に○でした。
が、この場合、「通話 + * + 3」のときとデフォルトの設定が違っているような気がする、前に入れていた日本語フォントがなぜか生きている、などがあり、どうにも気持ちが悪いです。
いろいろ調べて試した結果、Nokia Software Updaterで同じファームを再フラッシュしてやると、設定もすっきりになるし、HelloOX2も問題なく起動します。
(完全にすっきりさせるには、事前にmicroSDをフォーマットしておかないと、E71を起動したときに裏であれやこれややられてなんだか気持ち悪いことになります。もちろん必要なファイルのバックアップはしておく必要があります。)