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2009年8月 7日

WiFiSnapを使ってみて

先日応募したWiFiSnapシリアルID進呈キャンペーンですが、即日IDを発行していただきました。
シリアルID送付メールはテンプレみたいなものではなく、ブログの内容にあった感想やコメントが添えてありました。
ちょっとしたことですが、好感が持てました。

(注)以下の説明は私が使っているWS011SHを前提にしていますので、他機種の方は適宜読み替えてください。

■WiFiSnapについて
公式サイトはこちらです。

WS011SHをルータ化して、WAN側をW-SIM経由のウィルコムPHS網、LAN側をWS011SHの無線LANを使って他の無線LAN搭載端末にインターネットへの接続環境を提供するアプリです。
WAN側はデフォルトのCLUB AIR-EDGEで接続しましたが、仕組みから言ってPRINでも他のプロバイダでもちゃんと設定さえできていれば使用できるはずです。
LAN側は基本的には無線LANのAd Hocでの接続になります。


■起動するまで
今まで自分でアプリのインストールをしたことがある人なら迷うところはないと思います。

アプリのダウンロードはこちら(WS011SH、WS020SHの場合)からです。
ダウンロードしたCABファイルを実行すると、インストールが始まります。
注意書きには「microSDカードへはインストールしないでください」とありましたが、私が試したときは有無を言わせずデバイスへインストールだったような気がします。
インストール後、プログラムの中を見ると「WiFiSnap-WiFi」「WiFISnap-ルータ」が追加されているので「WiFiSnap-ルータ」を立ち上げます。
真ん中に大きく「Start」「Stop」ボタンがある画面が表示されます。


■使ってみる
デフォルト設定で使う限り、特に書くことがありません。

WiFiSnapがやっていることを技術的に説明する(私にはできませんが)とすごく大変なんでしょうけど、使っている人にはそんなことはあまり関係ありません。
とにかく、Startボタンを押す。
それだけです。
Windows95より簡単です。
以上(笑)


■もっと活用するには
※今回ここに書いた内容を全て試したわけではないので、できるかわからない部分もあります。

  • セキュリティの設定
    SSIDはデフォルト以外にしておいた方がいいでしょう。
    WEPしか対応していませんが、ないよりまし程度のつもりでやっておきましょう。
    あと、MACアドレスによる接続制限も確認しておいた方がいいでしょう。
  • LAN側をBluetooth(PAN)で使用
    WS011SHの場合、BTドングル、ICSControlを使えばできるでしょうか?
    ウィルコムの通信速度だとWiFiのパワーはもったいないですね。
  • WiFiSnap-WiFiを使って接続先の管理
    今まで無線LANを使っていなかったので、W-SIMとWiFiの切り替えで悩んだことがありませんでした。
    AirMac Expressも買ったことだし、実家や外で使えるアクセスポイントでも使ってみたいし、ということもあるので、WiFiSnap-WiFiを使う機会が増えるかもしれません。
    これは、無線LAN接続切替ツール(サンプル版)相当のもので、しかも、使用期限がないみたいなのでありがたいです。


■評価
酷評も可、ということでしたので(笑)

まずは、良いと思う点。
とにかく簡単に使うことができる。
デフォルトならインストールするだけ、自分で設定を変えるにしてもそんなに難しくないというのが良いです。

次は、どうにかならないかなと思う点。

  • セキュリティ
    WEPの脆弱性は広く知られるところとなっています。
    他の方式にも対応して欲しいですね。(高度な暗号方式はCPUにもバッテリーにも優しくないかな?)
    あと、SSIDの自動検出不可もできるようにして欲しいですね。
  • 対応機種
    対応機種がWS020SH/WS011SH、S11HT/S21HT/S01SHⅡのみとなっていますが増やして欲しいですね。
    WiFiは機種ごとに微妙に違うので難しいでしょうか?
  • DMZ
    設定に「最近、DHCPで割り当てたアドレスをDMZ」とあるのですが、よくわかりません。
    LAN内にいる端末のアドレスをDMZ?ちゃんと隔離されるの?
    DMZって調べてみても、その説明とこの機能がいまいちかみ合わないのです。(何か勘違いしている?)
    私の知識不足なんでしょうけど、もう少しわかりやすい説明をお願いします。
  • バッテリー
    バッテリーがもたないのは、アプリの性格上仕方のないことですね。
    WAN側でPHS、LAN側で無線LANを同時に接続するのですから。
    WS011SHと接続する端末の距離は比較的近く通信条件も良いはずですから、無線LANのパワーを抑えつつ様子見してみましょう。
    近い将来、画期的なバッテリーが出てくることを期待しましょう。


直接のライバルはWMWiFiRouterになるでしょうか。
ちょうど良い機会なので、i780にWMWiFiRouterを入れてみました。
WMWiFiRouterの最新バージョン1.50は日本語でも使えますし、ボタン一つでOKというわけではありませんが設定自体そんなに難しくありません。
はっきり感じる違いは、ルータ化されるまでの時間がWiFiSnapの方が早いかな?という点です。
これは対応機種の多さと関係があるのかもしれませんが、WMWiFiRouterの方が何やらごちゃごちゃと複雑なことをやっている感じです。
ルーティングの速度は、使った端末がWS011SHとi780で通信方式が違うので比較する意味がないですね。
(クチコミを見る限りでは、WMWiFiRouterの方がパフォーマンスは良いらしいです。)

当事者にそのつもりがあるかどうかはわかりませんが、こんな感じでライバル同士競い合ってより良いものになっていってくれると、ユーザーとしてはうれしいです。
この度はWiFiSnapを使う機会をいただきありがとうございました。